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コツコツと地道に歩く　2004年10月31日（日）6時

何でも株式に結びつけるのは良くありませんが、随分前の風景を何かの拍子で思い出しました。
その時は株式なんて全然やっていない頃でした。

体育祭や運動会に百足（ムカデ）競争という楽しい競技があります。　
縦に何人も並んで足同士を結んで走る競技。中学生の学年ごとに、クラス対抗でトラック一周を競い合うのですが、みんなの足並みがそろうように、掛け声を工夫したり揃ったら段々加速したり、転んだ時の建て直しの指揮官がいたりと変化があり各クラスは色々と戦略を練って臨んでいるようです。
見ていてもハラハラドキドキ笑いありで面白い競技なので大好きです。
学年毎に男子女子別ですから6レースあったと思うのですが、それを見ていて一定の法則を見出しました。
「2度転んだチームは優勝できない法則」です。
逆にいうと「優勝するチームは一度も転ばないか、転んでも一回だけ」

全てのチームが2度転べば当てはまらないのですが、6レース中に2レース「なかよし学級」参加のレースがあります。なかよしの生徒達は運動能力が低い子供もいるのでゆっくり歩く戦法です。優勝は狙えないけど、転ばないのでびりにはならない戦法。それでも５か６クラス中の3位という輝かしい記録だったかと。
転んでしまって、泣きそうな顔をしながら建て直しを図っている優勝候補チームの横を、ゆっくりと追い越してゆくなかよしの生徒達。
それをまた追い越す勢いで、迫ってくる優勝候補のチーム。けれど、飛ばしすぎでまた転んでしまう。
あせればあせるほど、再スタートは遅れて、足並みがそろわずまた転ぶ。最後は諦めてゆっくりと歩きながらゴール。

速く走ると転ぶリスクが増大し、リカバリに時間を要します。それがレース中に二度起きたらもう勝てません。
大きく儲けたいと思ったときに、思い出すようにしたいと思ってここに書いてます。
「転んだら起き上がるのが大変だよ。転ばないように歩けば良いじゃん」って自分に言い聞かせる事にしようと思って。



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